今回は、実際に一級船舶免許を独学で取得した私が、どのように勉強したのかを紹介していきます。
「一級船舶免許を独学で取りたいけど、何から勉強すればいいの?」
「実技はどうやって勉強したの?」
「どのくらい勉強すれば合格できるの?」
という人の参考になればと思います。
私は大学生の春休みを利用して、1日5時間ちょっと、約2週間勉強しました。
かなり時間を確保できたので短期間で取得できましたが、もちろん人によって必要な勉強時間は違います。
今回は、私が実際に使った教材や勉強の進め方、実技の対策方法などを紹介します。
学科の勉強方法

まずは学科の勉強方法について詳しく説明します。
使った教科書
まず、私が勉強に使ったのはこちらの4冊です。
私が使ったのは、
- 小型船舶の教本Ⅰ
- 小型船舶の教本Ⅱ
- 二級の問題集
- 一級の問題集
の4冊です。
基本的には、この教科書と問題集を使って勉強しました。
一級船舶免許を受けるからといって、最初から一級の問題だけを解いていたわけではありません。
私の場合は、二級の内容から順番に勉強していきました。
まずは「小型船舶の教本Ⅰ・Ⅱ」を一通り読む
最初にやったのは、小型船舶の教本ⅠとⅡを一通り読むことです。
最初から全部を完璧に覚えようとするのではなく、
「ここは試験で重要そうだな」
「これは覚えておいたほうがよさそうだな」
と思ったところにマーカーを引きながら読み進めました。
最初の段階では、細かいところまで完璧に覚える必要はないと思います。
まずは、
「船舶免許ではこういうことを勉強するんだ」
という全体像をつかむことを意識しました。
一級では二級よりも勉強する範囲が広く、海図なども出てくるので、最初に教本を一通り読んでおくことで、その後の問題集にも取り組みやすくなります。
次に二級の問題集を解く
教本を一通り読んだら、次は二級の問題集に取り組みました。
「一級を受けるのに、二級の問題を解く必要があるの?」
と思う人もいるかもしれません。
私の場合は、いきなり一級の問題に進むのではなく、まず二級の問題を解いて、基本的な知識を確認するところから始めました。
問題を解いていくと、当然ですが、
「これは分からない……」
という問題も出てきます。
そこで私がやっていたのが、間違えた問題や分からなかった問題に○を付けることです。
そして、一通り問題を解き終わったら、○を付けた問題をもう一度解きます。
間違えた問題は繰り返し解く
私が勉強するときに特に意識していたのが、
「間違えた問題をそのままにしない」
ということです。
例えば、問題を解いていて間違えたら、
① 問題に○を付ける
↓
② 教科書に戻る
↓
③ なぜ間違えたのか確認する
↓
④ もう一度問題を解く
という流れで勉強しました。
ただ答えを覚えるだけではなく、
「なぜこの答えになるのか」
を理解することを意識しました。
一度間違えた問題は、次に解いたときに正解できるようにする。
そして、もう一度間違えたら、また教科書に戻る。
これを繰り返していきました。
個人的には、これが独学で勉強するうえでかなり重要だったと思います。
二級が終わったら一級の問題集へ
二級の問題集を一通り終えたら、次は一級の問題集に進みました。
ここでも基本的なやり方は同じです。
問題を解いて、
分からなかった問題・間違えた問題に○を付ける
↓
教科書に戻って確認する
↓
もう一度解く
ということを繰り返しました。
一級では二級よりも専門的な内容が増えるので、最初は難しく感じる問題もあると思います。
私も最初から全部分かったわけではありません。
分からない問題が出てきたら、その都度教科書に戻って確認していました。
海図の問題について

海図も問題集で勉強
一級船舶免許で特徴的なのが、海図の問題です。
「海図ってどうやって勉強するの?」
と不安になる人もいると思います。
私の場合、海図についても一級の問題集を使って勉強しました。
一級の問題集には海図の問題も含まれているので、問題を解きながら海図の読み方や計算方法などを確認していきました。
最初は慣れないかもしれませんが、問題を繰り返し解いていると、少しずつ解き方が分かってきます。
海図についても、
問題を解く
→間違える
→教科書で確認する
→もう一度解く
という流れで勉強しました。
実技の勉強方法

続いては実技についてです。
実際に船を操縦できなくても大丈夫です。家でできる勉強方法を紹介します!
実技はYouTubeで勉強した
私の場合、実技の勉強はすべてYouTubeで行いました。
今は一級・二級船舶免許の実技試験について解説している動画がたくさんあります。
例えば、
- 実技試験の一連の流れ
- 発航前点検
- 操船方法
- 離岸・着岸
- 人命救助
- ロープワーク
など、さまざまな内容の動画があります。
そのため、実技についてはYouTubeで検索すれば、かなり多くの情報を得ることができます。
私はそれぞれの動画を参考にしながら、試験では何をするのか、どのように操縦するのかを頭の中でイメージしながら勉強しました。
ただし、ここで一つ注意してほしいことがあります。
船によって操縦方法が違うので注意!
これは私自身が試験本番で経験したことなので、これから受験する人にはぜひ知っておいてほしいです。
船によって、操縦方法やエンジンのかけ方などが少し違います。
私はYouTubeで実技の勉強をしていたので、
「これで大丈夫だろう」
と思って試験本番に臨みました。
ところが、YouTubeで見ていた船と、試験で実際に乗った船が違いました。
そのため、エンジンのかけ方で少し苦戦しました。
同じ「船」でも、船の種類や装備によって操作方法が違うことがあります。
独学で勉強する場合は、YouTubeで一つの船だけを見るのではなく、
できるだけいろいろな種類の船の操縦方法を見ておく
ことをおすすめします。
「この船ではこうやってエンジンをかけるけど、別の船ではどうなんだろう?」
という視点で動画を見ておくと、本番でも多少対応しやすくなると思います。
私自身、ここは実際に試験を受けてみて初めて分かったことでした。
ロープワークは家でも練習できる

実技試験ではロープワークもあります。
「ロープなんて家で練習できないよ……」
と思うかもしれません。
でも、ロープワークについては、家にあるひもや毛糸などでも練習できます。
もちろん、本物のロープとは太さや感触が違います。
それでも、
結び方を覚える
手順を覚える
という練習にはなります。
私はYouTubeで結び方を確認しながら、家にあるひもや毛糸などを使って練習しました。
ロープワークは一度覚えてしまえば繰り返し練習できるので、実際の船に乗る機会が少ない人でも、家でできることから始めてみるといいと思います。
一番苦労したのは実技
私が一級船舶免許の勉強で一番苦労したのは、やはり実技でした。
学科については、教科書を読んで問題を解くことで、自分一人でも勉強できます。
しかし、実技はそうはいきません。
YouTubeで試験の流れや操縦方法を何度も見て、
「こうやって操縦するんだな」
と頭では分かっていても、
実際に船を操縦してみると、やはり全然違います。
船の動き方やハンドルを切ったときの感覚などは、実際に船に乗ってみないとなかなか分かりません。
そのため、実技については、
「頭で理解する」ことと「実際に操縦できる」ことは別
だと思っておいたほうがいいです。
本番では実際に船を操縦することになるので、そこで初めて分かることもあります。
試験では他の受験者の操縦も参考にしよう
実技試験では、複数人で受験することがあります。
そのため、自分が操縦していない時間には、他の受験者の操縦をよく見ておくのもおすすめです。
他の人がどのように操作しているのかを見ることで、
「こうやって操作するのか」
「ここでこう動くんだ」
と参考になることがあります。
自分の順番だけに集中するのではなく、他の受験者の操縦も見ておくと、実際の船の動きを確認する機会になります。
もし実技に落ちても大丈夫
実技については、
「もし落ちたらどうしよう……」
と不安になる人もいると思います。
もちろん一発で合格するのが理想ですが、もし実技で不合格になったとしても、一定の条件を満たせば、後日実技試験だけを受験することができます。
つまり、
「実技に落ちたから、また全部最初からやり直し」
というわけではありません。
学科に合格していて、学科試験の免除期間などの条件を満たしていれば、次回は実技に集中して受験することができます。
もちろん一度で合格できるように準備することが一番ですが、必要以上に「絶対に失敗できない」と考えすぎなくても大丈夫です。
私が実際に勉強した期間と時間

私は大学生の春休みを利用して勉強しました。
勉強期間は、約2週間です。
1日の勉強時間は、5時間ちょっとくらいだったと思います。
ただし、これはかなり勉強時間を確保できたからこそできたことだと思います。
大学の春休みだったので、普段の授業やアルバイトなどとの予定を調整しながら、まとまった時間を勉強に使うことができました。
そのため、
「一級船舶免許は2週間勉強すれば取れる!」
というわけではありません。
仕事や学校がある人なら、1~2か月ほどかけて少しずつ勉強するのも全然ありだと思います。
大切なのは、期間よりも自分が試験までに必要な知識を身につけられるかです。
独学で勉強するときに意識してほしいこと
最後に、私が実際に勉強してみて「これは大事だな」と思ったことをまとめます。
① 間違えた問題を放置しない
一度間違えた問題は、そのままにしないこと。
「答えは○○だから覚えておこう」
だけではなく、
「なぜ自分は間違えたのか?」
まで確認することが大切だと思います。
② 分からなかったら教科書に戻る
問題集を解いていると、どうしても分からない問題が出てきます。
そんなときは、答えだけを確認して終わりにするのではなく、教科書に戻って内容を確認するようにしました。
そうすることで、単純に答えを暗記するのではなく、問題の意味を理解できます。
③ 間違えた問題は何度も解く
私の場合、間違えた問題には○を付けていました。
そして、もう一度解いて正解できるようになるまで繰り返しました。
最初は○だらけでも、何度も繰り返していくと、少しずつ○が減っていきます。
この「できなかった問題をできるようにする」という勉強を繰り返すことが大切だと思います。
④ 実技はできるだけ多くのパターンを見ておく
実技については、一つの船の操縦方法だけを覚えないことをおすすめします。
船によってエンジンのかけ方や操縦方法が違う場合があるからです。
私自身、試験本番でYouTubeで見ていた船とは違う船に乗り、エンジンのかけ方で苦戦しました。
その経験から、
「いろいろな船の操縦方法を見ておけばよかった」
と感じました。
まとめ:独学でも一級船舶免許は目指せる!
今回は、私が実際に一級船舶免許を独学で取得したときの勉強方法について紹介しました。
私が行った勉強をまとめると、
① 小型船舶の教本Ⅰ・Ⅱを一通り読む
↓
② 二級の問題集を解く
↓
③ 間違えた問題・分からない問題に○を付ける
↓
④ 教科書に戻って、なぜ間違えたのか確認する
↓
⑤ ○を付けた問題を繰り返し解く
↓
⑥ 一級の問題集も同じように解く
↓
⑦ 海図の問題も一級の問題集で勉強する
↓
⑧ 実技はYouTubeで試験の流れや操縦方法を確認する
という流れです。
実技については、YouTubeでかなり多くの情報を得ることができます。
ロープワークについても、家にあるひもや毛糸などを使って練習できます。
ただし、私が実際に試験を受けてみて一番感じたのは、
「頭で分かっていることと、実際に船を操縦することは違う」
ということです。
私自身、試験本番で船のエンジンのかけ方に苦戦しました。
そのため、実技対策ではできるだけ多くの種類の船について確認しておくことをおすすめします。
そして、もし実技試験でうまくいかなかったとしても、条件を満たせば実技だけを再受験することができます。
最初から完璧を目指しすぎず、一つずつできることを増やしていけば大丈夫です。
私自身、最初から船に詳しかったわけではありません。
それでも、大学生の春休みに約2週間、集中して勉強することで一級船舶免許を取得することができました。
これから一級船舶免許を取ろうと思っている人は、ぜひ自分に合った方法で挑戦してみてください。


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